前からちょっと気になっていた映画、閉鎖病棟 それぞれの朝 を観ました。まぁ、楽しいコメディーではないことはわかってましたが、ストーリーというか作品は、やっぱり暗い流れでした…。
こう書くと退屈な映画と思われそうですが、決して退屈な作品ではありませんよ。ただ、ずっとハラハラドキドキとかはありませんが…。
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冒頭から死刑執行のシーンという、ちょっとショッキングなスタートでしたが、死刑執行で死ななかった梶木が入院してる病院。そこには色んな人がいますが、メーンは塚本さんと、島崎さんという未成年の少女と梶木さんなんでしょうね。この 3人が入院する過程が流れました。梶木さんは死刑執行前に 3人を殺めてしまっていたようです。塚本さんは発作を発症したようで、島崎さんは、養父にレイプされたようです。
そんなわけで、最初は心を閉ざしていた島崎さんは梶木さんと塚本さん、あと、病院の方と接して、少し心を開いてきた島崎さんでしたが、重宗という男にレイプされてしまう…。そのことで、梶木さんが重宗を殺害してしまう…。
レイプされたあと、島崎さんは行方不明になり、塚本さんは退院し…。
梶木さんは殺人を犯したので捕まり、初公判を迎えましたが、そのときに島崎さんが被告側の証人としてやって来ました。病院から裁判…、白い巨塔みたいな展開のようですが、内容は全然違いますが…。裁判での証言では、ちょっと目が潤っときたオイラ。涙腺が弱いですね。
ただ、車いすから立ち上がろうとする梶木さん…。え? ここで終わりというあっけない終わり方だったのですが…。
もうちょっと、それぞれが希望を持てる、ハッピーエンドとまでは言わないまでも、もうちょっと、これからハッピーになっていくのかな? と希望を予想させる終わり方を期待していたのですが…。
<!– ここまで、ネタバレあり –>
なんだか、評価が難しい映画ですね。いい映画でしたが…。こういう病院というか患者というか、扱う映画って、けっこう気を遣うというか、どうしても厳しい意見が出るのでしょうが、たしかに犯罪を許すことはできないでしょうが…、でも、タイミングというか…。難しいですよね。
う~ん、相変わらず、感想が下手なオイラですが…。
でも…。映画って本当にいいもんですね。それでは、さよなら、さよなら、さよなら、さよなら。