ちょっと気になりつつも、観ずに終わりそう…。と思っていた、
最高の人生の見つけ方という映画を観ました。この映画、元ネタはハリウッド版ですよね? あっちは見てないので比較はできませんが、日本版は女性二人になってます。
それにしても、吉永小百合様の出演される映画って、オイラはあまり見てないんですよね。たぶん、
北のカナリアたち以来じゃないかな…。大女優様ですからね。オイラより上の世代、サユリストな方々がこの映画を観て、ももクロと一緒のステージで踊ってる吉永小百合様を見た時、どういう感想を抱いたのだろう? とか、ふと思った。時代というか、時の流れって凄いね。
いつも蛇足が長いですね。オイラ。
<!– ここから、ネタバレを多数含みます。 –>
とある主婦がガンを宣告されますが、怠惰な夫、引き篭りの息子にはそのことを告げられず、病院に入院することに、二人部屋の病室にホテル事業のセレブが同室に。病院で、とある少女に出会いますが、その少女が急変して亡くなってしまう。その少女が持っていた、「やりたいことリスト」を主婦の幸枝が持つことに…。末期ガンということで、もう手術などもできないのでしょう。幸枝とセレブのマ子は退院しました。
…が、幸枝は退院して、結局は入院する前と変わらぬ怠惰な夫に引きこもりの息子、頼れる娘も自分ばかりに頼らないで…と不満を口にされてしまう…。そんなある日、少女のやりたいことリストを見て、幸枝も自分の生きてるうちにやりたいことを書きだそうとするが、ひとつも思い浮かばなかった…。そこで、少女の残したやりたいことを実践しようと思い、そのことをマ子に電話すると、「私も乗った」と…。
そして、二人で少女のやりたいことを実践していく旅に出発。スカイダイビングにももクロのライブ…。そして京都ではマ子が恨んでいた父と再会。その仕返しというよりお返しで、長崎ではウェディングドレスを着た幸枝が二度目のプロポーズというか結婚式を挙げる…。
映画の冒頭で、いきなりJAXAでのロケット打ち上げから始まりましたが、途中で、あぁ~、これか…。とわかりますが、結局は、二人で力を合わせて ( ? ) 少女の生きてるうちにやりたいことリストの項目を全てクリアしてしまいます。まぁ、最後の最後はお二人が生きてるうちではなく亡くなってから達成となりましたが…。
なんか、ネタバレというかあらすじを書いただけでしたが、マ子さんの部下、高田でしたっけ? 彼がなんだかんだ言っても根は真面目で実直でいい人ですよね。マ子さんが幸枝さんの少女のやりたいことを実践する話に乗らなければ、幸枝さんもほとんど実行することはできなかったでしょうから、良い出会いだったのでしょうね。喧嘩したりしながらも、結局二人でいろいろできたことは、最高…かどうかはともかく、ちょっと羨ましいと思える人生ですね。幸枝さんは家族のこと、マ子さんは会社のこと、いままで直視を避けていたことに向き合い、一定の解決をしたのも良かったですね。
涙腺が緩くなったおっちゃんは、最後のマ子さんの手紙で泣いてしまいましたよ、恥ずかしい。
<!– ここまで、ネタバレを多数含みます。 –>
まぁ、時間とお金を自由に使えれば、ある程度はやりたいことを好きなだけできるでしょう…、という身も蓋も無い感想もありますが、うん、やっぱりこの映画は観て良かったと思いました。
ちなみに公式サイトのストーリーを見ると最後に
「
しかし、この時の2人は思ってもいなかった。2人の出会いと友情を祝福するような〈ある奇跡〉が待っていることを。 」と書かれているのですが、え~っと、これってどれのことだ? と、ふと悩む。映画は二人がやり切った感もあって、一応のハッピーエンドだからいいのですが…。ある奇跡が…、まぁ、いいや。たぶんアレのことだろう…とひとりで納得しておきます。